「勉強が苦痛です。もっと気楽にやりたいのに、どうすればいいか分かりません…」
勉強は苦痛。
私たちの身体にすり込まれた、いわば呪いのような感覚。
「苦痛を経験しなければ、成長できない」、と言う人。
「英語なんて習慣にしちゃえば楽だよ」、と言う超人。
誰が言うことも、正しいような気はする一方で、自分は違うんじゃないか、という思いもある。
答えがわからず、結局いつも通り。苦痛を感じながら英語と向き合う日々だ…。
英語の勉強しなくても成績上昇!?
筆者が高校の英語教諭だった頃。筆者の勤めていた学校では、1授業90分という形式でした。
90分…。この果てしない時間を、英語の良くわからない知識をノートに書き写す。
教える側からしても、生徒は苦痛だというのが簡単に分かりました。
「う〜ん…。こんなことがしたくて、教師になろうと思ったわけじゃないんだが…」
悩んだ末、筆者が最終的に行っていた授業は以下のようなスタイルになりました:
- 45分間学習指導要領に基づいた英語を教える
- 45分間海外で流行っているドラマを観せる
そう。授業の後半は、ただ海外ドラマを見るだけ。当時は「Glee」のDVDボックスを買って、シリーズを全て見せていましたね。
「こんなの授業にならないじゃん。」
そう思うかもしれません。
ただ不思議なことに、英語の成績が急激に伸びた生徒が出てきました。
彼ら、彼女らに共通していたのは、「Glee」にハマって、勝手にシーズン5まで観ていたということです。
1シーズンのエピソード数が20。シーズン5まで観るとエピソード数は、およそ100。
1エピソードが約45分。
「よ、よんせんごひゃっぷん!?」
そう。4,500分(約75時間)。
彼らは意図せず、苦痛を感じることなく、約75時間英語のシャワーを浴び続けました。
そのワクワクしながら観た時間が、どこかで自分の中にインプットされていたのですね。
もちろん、成果が出てない人もいることは事実なので、「この方法が最適!」と言いたいわけではありません。
だけど、可能性として持っててもいい考え方かなぁと思います。
この投稿を書こうと思っていたら、そんな昔の話を思い出しました。
英語も学習できてモチベーションも上がる。そんな教材ってあるの?
結論を言うと、もちろんあります。
それは、以下のようなものですね:
- 自分の人生に関係あること
- 興味関心が強い領域
- 不確実性が高いこと
簡単に3つをまとめると、「好きなことでかつ、自分の将来にいい影響を与えるかつ、確実な正解がわからないこと」です。
書店で売っている参考書をこの観点から見ると、
「好きではないかつ、なんとなく良さそうな気がするかつ、正解が決まっている」ものなので、モチベーションが上がらないケースが多そうです。
ちなみに筆者は以前も書きましたがワークアウト好き。
かつては、ワークアウト系の動画を延々と見続けて、「No Pain! No Gain!」とか妙に熱い英語フレーズを多用している時期がありました。(は、恥ずかしい…。)
どうですか?
好きなことで、将来いい影響与えそうで、確実な正解がわからないこと、想像できそうでしょうか?
どんな英語教材で、どうやって勉強する?
次の章で、筆者なりにモチベーションが上がりそうな教材を載せておきますね。
まずはどうやって学習するか、については以下の方法がいいと思います。
- 英語教材をピックアップ(動画がいいかと思います)
- サブタイトルをつけて観る&聴く
- 気が乗ったら単語やフレーズの意味を調べる
- 関連動画で面白そうなものに飛ぶ
- (番外編)友人に紹介する、または動画について語る
重要なことは、「勉強として見ない」ことかと思います。だから、単語を調べるのも気が乗ったらくらいでいいです。
私たちは過去の経験から、「勉強!」って思っただけで、心のどこかに拒絶反応が出ます。
今までは辛い経験を超えた先は、点数で確認できましたが、現実世界ではそれができません。
拒絶反応を抑えて、せっかくやったことの結果がわからないって、精神的に結構ダメージがくると思うんですよね。
だからいっそのこと、勉強と思わず、ネタを集めたりするくらいの感覚がいいのかと思いました。
筆者厳選。モチベーションが上がりそうな英語教材
以下は筆者の趣向が強く反映されているので、「ほー。」くらいの感覚で読むのがいいかもしれません。
自己啓発系の英語教材
The One Thing Only 1% of People Do | TRY IT FOR 21 DAYS and Success Will Come!
参照:https://youtu.be/n6sTlukHLiA
いきなり、インパクトが強い動画ですが、内容は結構まともなことを言っています。SOLO「ソロ」の受講生でも、ハマった人結構います。
著名人のインタビュー&スピーチ
Leonardo DiCaprio (UN Messenger of Peace) at the opening of Climate Summit 2014
参照:https://youtu.be/vTyLSr_VCcg
ディカプリオかっこいいぃ。
好きな俳優やアーティストのインタビューを参考にするのもおすすめです。
前提として好意をもっているので、なにを言っていても「うんうん、さすが!」と思えます。
趣味・関心のあること
Running Wild With Bear Grylls Barack Obama Full episode
参照:https://youtu.be/45vMr69gNwI
自分の趣味嗜好にあったものも、延々と見続けることができます。
筆者は冒険家Bear Gryllsのファンです。同系列のシリーズを見ていたおかげで、サバイバルに役立ちそうな単語やフレーズを学べましたね。(いつ使うかは不明ですが…)
ハウツー・お役立ち系
Hard Poses Made Easy | Intermediate Yoga With Tara Stiles
参照:https://youtu.be/TvYVgQqqjLc
何かのやり方を学ぶ時、英語で検索すると結構ちゃんとした動画があります。
筆者はマーケティングやプログラミングの知識を補足するときに実際に活用しますね。
まとめ:英語学習を目的とすると、勉強が一気につらくなる
「お金が欲しいなら、お金が欲しいと言わない」
「モテたいと言っているやつは、モテない」
とよく言います。筆者はこの考えに結構賛成です。
というのも筆者は「モテようとしたけど、モテなかった」典型的なパターンだからですね。
この考えを英語学習に置き換えると、
「英語習得したいなら、英語を勉強しない」
こんな感じになりそうです。
筆者なりに噛み砕くと、いかに英語の勉強と感じない学習機会を、日常のふつうとして取り入れるか。ではないかと思います。
スターバックスにいくと、頑張って英語の勉強をしている人を見かけます。
英語を勉強するために毎回スターバックスに行くって、なかなかハードルが高いような気がします。
雨が降ってたり、小銭がなかったら、「今日はいいや!」という理由がつくれちゃいますからね。
もうちょっと、「勉強!」って意気込むではなくて、「ぼーっとしながら英語に触れるのも勉強だ!」と思えるくらいがちょうどいいのかもしれません。
今日はこれでおしまい。
こんな記事書いて欲しいなど、あれば教えてくださいね。
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