「あれ、この表現であってるのかな…」「うーん、文法的には合っている気がするんだけど、なんか英語っぽくないなぁ」
英語でライティングをすると、自分の書いた英語が本当に正しいのか不安に思うことはありませんか? 心配だからGoogleで検索しては、修正を繰り返し、気づけば日本語でメールを書くよりも3倍近く時間を使ってしまうこともあるのでは。
今回はそんな英語のライティングに関して、課題感を抱いている方に向けてオススメの添削アプリ「Grammlary」を紹介します。
英語のライティング添削にオススメのアプリ「Grammarly」
英語のライティングが難しい原因は?
言語においてライティングは最も難易度の高いスキルです。スピーキング以上に「文法知識」「語彙力」「プレゼンテーション能力」が必要になるので、難しいと感じるのは非常に当然のことです。というのもライティングは視覚情報がない状態で、言葉の力だけで他者とコミュニケーションをとる必要があるからです。
ライティングが難しい原因①:文法知識
スピーキングでは気にならない些細な「語順」や「時制」といった要素は、ライティングとなると誤解をうむ原因になり得ます。「ノリ」や「雰囲気」でなんとかなるコミュニケーションと違い、書き出した言葉のみで絶妙なニュアンスを伝えなくてはいけません。
ライティングが難しい原因②:語彙力
スピーキングの時は何度も使える言い回し(例えば「like」など)は、ライティングでは複数使用することは幼稚な印象を与えてしまうためあまり好ましくありません。また具体的に説明しようと「関係詞」を用いて長々と説明してしまうと要点が伝わりません。ライティングでは伝えたいことを的確に表現できる「語彙」を習得する必要があるのです。
ライティングが難しい原因③:プレゼンテーション能力
仮に「文法知識」「語彙力」が十分だとしても、伝え方次第では要点の不明瞭な長ったらしい文章になってしまいます。読み手が納得できる論理構成や、主張の明確さなどを意識したライティングを心がける必要があります。
以上の3点が改善されることで、ライティングで抱く課題感は激減するでしょう。今回紹介する「Grammarly」は特に「文法知識」と「語彙」に関してサポートしてくれるアプリです。
ライティング添削アプリ「Grammarly」とは?
「Grammarly」のウェブサイトに、以下のような紹介文があります。
Grammarly’s AI-powered products help people communicate more effectively.
参考:https://support.grammarly.com/hc/en-us/articles/115000090792-What-is-Grammarly-
つまり「人工知能を利用したコミュニケーション促進ツール」ということですね。実際には「文法修正」「スペルミス修正」「盗作防止」「文体修正」の4点を自動的におこなってくれます。
大学生が論文作成時に使用するケースや、ビジネスマンが正確にレポート等のドキュメントを作成するケース、ブロガーが使用するケースなどの利用が多いです。
「Grammarly」の具体的な使い方
まずは「Grammarly」のウェブサイトにアクセスしてアカウントを作成しましょう。無料で使用することができるので、試しに自分に合うかどうかを確認してみましょう。
とにかく英語を書かなきゃ「Grammmarly」は始まらない
アカウントが作成できたら、どんな文章でもいいので英語をライティングしてみましょう。英語のプレゼンテーション、取引先に送付する文章、月次レポート、等々…日常的に英語を使う機会がある場合は、積極的に「Grammarly」を利用しましょう。
Google Chromeのアドオンにインストールしておこう
「Grammarly」はGoogle Chromeのアドオンにインストールすることが可能です。メールやGoogle Documentなどを利用している時も自動的に添削をしてくれるので、インストールをしておくことをオススメします。
類義語の提案を活用して語彙力を伸ばす
英単語をクリックすると、その英単語の類義語が表示されます。何度も同じ単語ばかりを使ってしまう場合や、使い方がわからない単語をクリックして類義語を理解することで、新しい語彙を学習することが可能です。
まとめ
英語のライティングを高めるならフィードバックからの「改善」のプロセスを重視しよう
「スピーキング」「ライティング」のいわゆるアウトプットスキルは、書籍を読んで知識を得るだけで向上することはありません。アウトプットスキルを向上させるためには、前提として知識をアウトプットする必要があります。
アウトプットして初めて課題点が明確になり、何を改善するべきかがわかります。この改善のプロセスを飛ばして、新しい知識をインプットすることばかりを私たちはしてしまいがちですが、「改善なくしてアウトプットの上達はあらず」です。
少し抵抗感はあるかもしれませんが、自身で「振り返り」を行ったり、ネイティブから「フィードバック」を積極的にもらう姿勢を心がけるだけで、思っている以上の学習効果が見込めるでしょう。
本日はここまでです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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