「今の英語力を低下させたくないけど、英会話スクールに通うのはちょっとなぁ…」
使う機会がなくなるとどんどん低下していく英語力。現状維持のために、わざわざ英会話スクールに通うのは抵抗感がある。いつでも受講できるオンライン英会話で気軽に英会話の勉強ができればいいかな。
そんなことを考えて始めたオンライン英会話。しかし現実は週に1回受講するかしないかの英会話レッスンと、同じようなやり取りの繰り返し。
「うーん、本当にこれでいいんだろうか…」
今回の記事はそんなオンライン英会話の効果的な活用方法についてご紹介します。
中上級者向け!オンライン英会話の効果的な活用方法
オンライン英会話で効果を高めるには?
まずオンライン英会話で効果を高める大前提として、一定レベルの英語力を習熟している「中上級者」であることが重要になります。つまりは英語に関する知識のインプットが十分ある状態でこそ、オンライン英会話は効果がでるということです。
これは「反転授業」と近い考え方です。「反転授業」とは、レッスン中に知識を得るのではなく、事前に知識習得をした段階でレッスンでは知識を活用するアウトプットを主流におこなう授業スタイルです。
一般的な英語表現やフレーズを黒板に書いて教えてもらうことにレッスン時間を使うのではなく、あなたと講師の貴重な時間を使っているレッスンでは実際に知識を運用することに集中する。「教えてもらう」のではなく、実践を通して「改善していく」という姿勢をもつことが、オンライン英会話で効果を出すためには必要です。
英語中上級者とは?
そもそも「英語中上級者」とは具体的にどのくらいのレベルなのでしょうか?
実際に「英語中上級者」の定義はありませんが、個人的には以下の要件に一つでも当てはまれば「英語中上級者」と考えて良いでしょう。
英語中上級者の「資格」
一番わかりやすいのは資格取得の有無です。実際の英会話能力を判断することはできませんが、根本にある語彙力や文法知識は判断することが可能です。
具体的には、「英検2級以上」「TOEIC700点以上」「TOEFL60点以上」「IELTS5.0以上」「Versant45点以上」を取得できていれば英語知識のインプットが一定量あるとかんがえられます。
英語中上級者の「留学経験」
留学経験は英語の習熟レベルにあまり関係ありません。というのも結局は留学中にどれだけインプットの学習にコミットしたかによって成果が変わるためです。
仮にインプット学習を一度もせずに1年間の留学を経験した場合、英語力のレベルは「中上級者」であると判断できないでしょう。一方で海外で生まれ育ったり、現地の高等教育過程を終了しているケースは十分なインプットがあると判断できます。
英語中上級者の「課題」
「英語中上級者」は英語ができるからこその課題を抱えているケースが多いです。「英語ができると思われてしまう」からこそ感じる英会話の「課題」や、日常会話が問題なくできるからこそ実現したい「ニーズや欲求」があります。
詳しくは過去の記事を参考にしてください。
「英語中上級者」に関する過去の記事:
オンライン英会話は対面授業よりも効果的か?
オンライン英会話の受講を考えた時にふと思う疑問があります。それは「実際の対面授業の方が効果が高いんじゃないの?」ということです。確かにレッスン中の音声の乱れなど、いくつか気になる点が思いつきますよね。
ちなみに結論から書くと、オンライン英会話でも十分効果がある、むしろフィードバックに関しては効果が対面授業よりも高いということです。
以前過去の記事で詳細について紹介しているので参考までにどうぞ。
「オンライン英会話と対面授業」に関する記事:
オンライン英会話の効果的な活用方法は?
さてようやくオンライン英会話の効果的な活用方法についてです。結論から書くと、オンライン英会話では「改善」にフォーカスしてレッスンを受講しましょう。
「改善」にフォーカスするとは?
オンライン英会話はフィードバックの観点に関して対面授業よりも優秀です。つまり実際に英会話レッスンで会話した内容を元に学習をすることで効果が高まります。
具体的にどのように学習をするかというと、英会話レッスンを受講する時にパソコンの録画機能を使って自分が英会話をしている場面を録画します。レッスン後に録画した内容を見返して「あぁ…恥ずかしっ!」と思いながらも次に活かすポイントをメモしておくだけで英語力が高まります。
録画した内容に問題がなさそうな場合は、ネイティブからより客観的なフィードバックをもらうことをオススメします。ネイティブ特有の英語表現などをフィードバックの過程で学習することができます。
中上級者におすすめのオンライン英会話サービスは?
インターネットで検索すると様々なオンライン英会話サービスがあります。その中で「英語中上級者」がサービスを選ぶ時にみると良い観点は「柔軟さ」でしょう。つまりカリキュラムの柔軟さや講師が臨機応変に対応できるかです。
段階的に必要なインプットが明確な「英語初級者」に比べて、「英語中上級者」に必要なインプットは分散しています。「発音」「語彙」「論理展開」「話す時の自信」など、要因が様々に異なるため、それぞれ改善したい要因ごとに柔軟に対応してくれるサービスがいいでしょう。
まとめ
英語学習の目的と自分のライフスタイルに合わせてオンライン英会話を選択しよう
いかがでしたか? オンライン英会話は活用次第では、より効果的に効果的に英語習得ができる手段となり得るでしょう。
記事内でも述べたように、英語中上級者はアウトプットした内容を「振り返る」ことで英語の課題が改善されます。オンライン英会話への抵抗感が最初はあるかもしれませんが、もし英語力に伸び悩んでいたら試してみるといいかもしれませんね。
本日はここまでです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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