こんにちは!SOLO LANGUAGEのルークです。
今回の記事では、ビジネスシーンで覚えておきたい丁寧な英語表現について紹介していきます。
これまで受講生のライティングを数多く添削する中で、ネイティブからすると「失礼だな」と印象を与えてしまうような文章を沢山みてきました。
お互いが気持ちよくコミュニケーションを取れることが、ビジネスシーンにおいては重要だと思うので、今回の例が参考になれば幸いです。
それでは詳しくみていきましょう。
英語の丁寧表現について
英語の丁寧表現については、中高の英語で以下のようなイメージを学んだと思います。
日本語話者の感覚だと「Please」を付けることで表現が丁寧になると思いがちですが「Please check this document!」という表現は「チェックしてください!!」というように命令口調とほとんど同じなので注意してくだい。
基本的に、上記のイメージにある点線以下の表現がビジネスシーンでは好ましくフォーマルな表現として使われます。
この他にもシチュエーションによっては、
- When convenient for you, …?
- If you don’t mind, …?
- If you are available, …?
のようなフレーズと合わせて使うことで表現の幅を増やすことができます。
相手の意見に反対する丁寧表現
何かを依頼するときと同じように、他者の提案した内容について反対意見を述べる必要があるケースがあります。
そんな時は、
- Well, I disagree with your idea…
のように反対意見をダイレクトに表現するのは避けましょう。その代わりに譲歩の表現を用いて表現するのがフォーマルな対応です。
例えば、
- I see what you mean, but…
- I understand what you’re saying, but on the other hand…
- I respect your point, but…
- You could be right, but don’t forget that…
のように、一度相手の意見肯定しつつ逆説を用いて自分の考えを述べていきます。
また、反論意見を述べる時は、相手が納得するようなストーリーを伝えることが大切です。
「なぜ反対するのか」という理由を、具体的な論拠(データや過去の実績等)を用いて説明できるように準備しておくとよりスムーズに自分の意見を理解してもらうことができます。
相手の誘いを断る丁寧表現
仕事外のプライベートで、食事やパーティーなどに誘われることもあると思います。
そんな時に、
- Oh, I’m sorry. I will be busy on that day.
と表現しても良いですが、マナーとしてしっかりと感謝を伝えつつ丁重に断る表現も覚えておくと良いでしょう。
- I would love to, but…
- That sounds great, but…
- I’m afraid I can’t. I…
- Thanks so much for asking me, but…
- Unfortunately, I can’t because…
先程の意見に反対する表現と同様に、譲歩を用いて一度感謝の意を伝えてから断りのメッセージを伝えます。
英語はイントネーションの上下で感情を表現する言語なので、意識的に抑揚をつけて話すとよりイメージが良いでしょう。
感謝を伝える丁寧表現
感謝を伝える時にも注意が必要です。
例えば、
- Thanks…
のようにシンプルに表現すると素っ気なく、受け手は「利用された」という感覚を抱いてしまう恐れがあります。
代わりに、
- Thank you very much!
- That’s very kind of you.
- Thanks, I appreciate it.
- You are so helpful.
- Thank you for taking the trouble to help me.
- Many thanks! ※チャット等書き言葉で使用される
のように、相手のことを肯定するメッセージを伝えたり、とても助かったという感情が伝わるように表現に工夫を加えると効果的です。
まとめ
丁寧表現は異文化理解において大切な配慮
今回の記事のポイントをまとめると、
- Pleaseはあまり丁寧な表現ではない
- 譲歩を活用して相手の意見を肯定しつつ自分の主張を述べる
- 抑揚やイントネーションを意識して英語を話す
の3点です。
ビジネスシーンではお互いが気持ちよく働くために、最低限のマナーを理解しておくことが大切です。
私たちのような第二言語話者は、ネイティブがどのように表現を受け取るかという感覚を理解することはできません。
知らない間に相手を傷つけていたり、イライラさせている可能性があるので英語の伝え方について定期的に振り返ってみることをオススメします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。