こんにちは、SOLO LANGUAGEのルークです。
「TOEICのスコアを手っ取り早く伸ばしたい…」
この記事はそんな「TOEIC(トーイック)」のスコアを伸ばしたいと考えている方に向けて、3ヶ月でTOEIC800点を取得する方法を紹介します。
英語を再度勉強し始めたビジネスマンの方など、効率的に800点を取得したい人にオススメの記事です。
さっそく結論を伝えると『公式問題集を2冊丸暗記する』ことが最も早く800点以上を取得する方法です。
それでは具体的な勉強方法を紹介します。
- 目次:
- 1. 最短でTOEIC800点を取得する前提条件
- 1.1 筆者のTOEIC指導経歴
- 1.2 前提条件1:「基礎的な語彙力」
- 1.3 前提条件2:「学習する動機」
- 1.4 語彙力が不十分な場合は基礎固めに専念する
- 2. 最短でTOEIC800点を取得する方法【実践編】
- 2.1 まずはリスニング対策からはじめよう
- 2.2 語彙力を伸ばすことがリーディング対策では効果的
- 2.3 必要な学習時間は1日3時間
- 2.4 理想の点数配分
- 3. まとめ
- 3.1 TOEIC800点はビジネス英語習得の第一歩
- 3.2 TOEIC800点でもビジネス英語は話せない
- 3.3 TOEIC800点は復習次第で簡単に取得できる
- 3.4 英語に伸び悩みを感じたら…
最短でTOEIC800点を取得する前提条件
TOEIC800点を取得するためには、前提条件が2つあります。それは以下の通りです:
- 基礎的な英語の語彙力
- 明確な学習動機
上記の2つの条件を満たしている場合、3ヶ月もあればTOEICで800点以上を取得することが可能です。
TOIECに関して詳しく説明する前に、ここまで偉そうに書いている筆者の自己紹介とTOEIC指導歴を書いておきますね。
筆者のTOEIC指導経歴
私はこのウェブサイト「SOLO(ソロ)」と、IELTSやTOEFLといった英語の資格対策サービス「SOLO IELTS TOEFL」の創業者のルークです。
ソロは「英語で深く話す」ことに重点を置いた、中上級者向けの英会話サービスです。
私は10代の頃から私塾を経営してTOEICを含めた英語教育全般に携わってきました。指導した生徒数はおおよそ3,000人程度です。
生徒のTOEICスコアは平均で約230点アップ。一番伸びた生徒は、スコア計測不能から800点を取得した生徒です。
全ての生徒に伝えたことは「公式問題集を暗記する」こと
「TOEICを伸ばしたい!」
という生徒には、同じことを10年間伝えてきました。
それが今回紹介する「公式問題集を暗記すること」です。
TOEICは問題を解くテクニックがたくさんあります。
しかし、それ以上に「暗記する」ことの方が800点までなら効果があると思います。
「暗記する」と言っても、少しイメージが沸かないと思うので、今回の記事では具体的な方法を伝えたいと思います。
前提条件1:「基礎的な語彙力」
英語に限らず、言語は語彙力です。
語彙力がなければ、話している言葉も書いてある言葉も分かりません。
TOEICはスコアを伸ばすテクニックがたくさんありますが、最初からテクニックを学んでも思ったような成果がでません。
なぜならテクニックを活用するための基礎力(=語彙力・文法力)が足りていないからです。
語彙力の最低目安は「TOEIC500点前後」です。すでに500点以上は取得できる場合、3ヶ月もあれば800点を取得することができます。
逆に500点以下の場合は、800点以上取得のために半年程度の期間が必要になります。
前提条件2:「学習する動機」
TOEICに限らず、学習は「動機付け」が最も重要です。
特に忙しいビジネスマンの方は、隙間時間に「勉強をしよう!」というモチベーションは湧いきません。
参考書を開く前に「TOEIC800点以上を取得するメリット」を考えると良いです。メリットが具体的であるほど、モチベーションが湧き学習環境を整えることができます。
学習動機は「目的」と「手段」を混合しない
学習動機を考える上で注意しておくことは、「目的」と「手段」を混合しないということです。
仮にあなたがビジネスマンだとすれば、TOEICを学習する目的は「ビジネス英語習得」や「昇進」になるはず。あくまでTOEICはその目的達成に必要な手段です。
資格取得を継続しているといつの間にか「TOEICで高スコアを取得する」ことが目的になってしまうケースがあります。
「本当にあなたの目的のためにTOIECという手段が必要か」ということを考えておきましょう。
語彙力が不十分な場合は基礎固めに専念する
厳しいことを言うと、TOEIC500点以下は英語の基礎力が圧倒的に足りていません。基礎力がない状態で公式問題集を暗記をしようとしても、インプットが既存の知識が結びつかないので学習効率が低くなるのです。
もしあなたが英語の基礎力に自信がない場合は、暗記より以下の3点を集中的に学習すると良いです:
- 英語発音の習得
- 中学 / 高校の単語張と参考書
- 英検準2級の過去問
もしかすると受験時代の記憶が戻って拒否反応を起こすかもしれません。しかし、今になって冷静に振り返るとそこまで学習量は多くありません。
1日2〜3時間勉強を続ければ、2ヶ月で全ての単元を余裕でカバーできるはずです。
発音は受験勉強に含まれていませんでしたが、習得することで学習効率が大幅に高まります。発音習得に1ヶ月費やしても良いくらい価値があります。
騙されたと思って発音だけは習得しておくことをオススメします。
最短でTOEIC800点を取得する方法【実践編】
お待たせしました。それでは具体的にTOEIC800点を取得する方法を紹介します。
まずはリスニング対策からはじめよう
TOEIC対策はまずはリスニング対策から始めましょう。
リーディングと違い100問全てを必ず解答するので、スコアが伸びやすいためです。またリスニングは問題に慣れて傾向を掴むだけで、解答感覚が身につきます。
リスニングの対策は、以下の順で行います:
- 第1優先:パート2
- 第2優先:パート4
- 第3優先:パート3
- 第4優先:(パート1)
成果が出やすいパートに学習する方が、効率が良いです。
復習からが学習のスタート
英語に限らず「復習」は最も重要です。
問題を解いて答え合わせをして満足してしいがちですが、それだけでは学習効果が低いです。
問題を解かないことには何も始まりません。しかし解き終わってからが、学習のスタートラインでありあなたの伸び代です。
復習が大切だと言うことは必ず頭に入れておきましょう。
TOEICリスニングの学習方法
まずリスニング学習は必ず「録音」しましょう。
音源と、自分の音読する英語で何が違うのかを確認して何度も同じ音が出せるまで練習することが重要です。
リスニングの学習は以下の手順で行います:
- 問題を解く(論拠が不明な回答にはマークをつけておきます)
- 答え合わせをする
- 間違っていた問題・マークをつけた問題のトランスクリプトを読む
- わからない語彙・フレーズを全て調べる
- トランスクリプトを精読する
- トランスクリプトを見ながら音声を聴く
- オーバーラッピングする
- 音声を毎日欠かさず聴くようにする
まずは参考書1往復目の学習方法です。最大10日を目安に、わからない部分を全て消化していきましょう。
そして以下が参考書2往復目以降の学習方法です:
- リスニング問題を解く(この時勘で答えた問題にはチェックマークをつけておきましょう)
- 答え合わせをする
- 間違った問題のみ1往復目のプロセスで復習する
以上です。2往復目は最大5日を目安に消化しましょう。
上記の学習プロセスを、一番最新の過去問で第1回から一つ一つ実践します。それだけ、リスニングスコア400点以上取得することが可能です。
発音を習得するとリスニング力が伸びる
重要なので繰り返しになりますが、リスニング学習において発音習得は最も重要です。
なぜなら自分で生成できる音声は、知覚できるようになるからです。発音が上手くなればなるほど、同時にリスニング力も伸びます。
発音が軽視されがちですが、言語習得において得しかありません。必ず学習をしましょう。
語彙力を伸ばすことがリーディング対策では効果的
リーディングに関して、様々なテクニックが紹介されていると思います。しかし、テクニック以前に知らない単語を覚えることが一番最短で高得点を取得するコツです。
というのも単語が分からないと、せっかく覚えたテクニックを活用することもできないからです。
リーディングでも復習は重要
リスニングと同じように、リーディングも「復習」が重要です。面倒くさい作業ではありますが、わからない単語は全て調べることが大切です。
調べた単語を紙に書き出す必要はありません。あえて忘れて、再度思い出した方が記憶の定着率が高まるからです。
アプリを活用するのも良いと思います。「Quizlet」や「Anki」「reminDo」を活用するといいでしょう。
リーディング対策に重要な「適当さ」
単語と同じくらい重要で、リーディング対策のもう一つ鍵となるのは「適当さ」です。
TOEIC800点台の人はリーディングで全ての問題を解くことはできません。分からない問題は、考えても間違える可能性が高いので時間を使わずに適当にチェックしましょう。
もちろん適当に答えた問題を復習して、自分の知識として詰め込むことも忘れないでください。
リーディングの復習方法
リーディングは以下の手順で復習しましょう:
- 模試を解く(論拠が不明な回答にはマークをつけておきます)
- 答え合わせをする
- 間違えた問題・マークをつけた問題の設問と選択肢を精読する
- 間違えた問題・マークをつけた問題をもう一度解き直す
- わからない語彙・表現を全て調べる
- 文章を全て精読する(もしくは日本語に翻訳する)
- 毎日音読をする
リスニングと同じように、1往復目は10日を目安に消化しましょう。
2往復目以降は、問題を解いてみてわからなかった問題のみを中心に復習をしていくことで着実にリーディングのスコアは伸びていきます。
800点取得に必要な学習時間は1日3時間
最短でTOEICのスコアアップを目指すのなら、1日3時間以上は学習に投資しましょう。
抵抗感が出るかもしれませんが、270時間集中すればTOEICで800点以上取得することができます。
つまり転職で履歴書に書ける項目が増える。周りが「英語できる人」と認識してくれるようになる。割とリターンが良い投資だと思います。
言語習得の研究でも証明されている
第二言語習得理論の観点からも、基礎段階では短期で集中的に学習することが効果的であると証明されています。
暗記ばかりで面白みの少ない段階は、覚悟を決めてサッと終われせてしまったほうがモチベーションも維持しやすいだろうと私も思います。
理想の点数配分
TOEIC800点を取得する場合、理想の点数配分は「リスニング450点」「リーディング350点」です。
リスニングは450点以上から、スコアを伸ばすのが難しくなります。いかにミスをしないかが重要になるからです。
上記でも述べたように、リーディングは単語力です。リスニング対策をする過程から、地道に単語力を増やしていく必要があります。
まとめ
TOEIC800点はビジネス英語習得の第一歩
多くのビジネスマンにとってTOEIC800点は通過点にすぎません。800点以上取得できたら、TOEICではなくより実践的な英語力の学習に切り替えましょう。
つまり、あなたの仕事で必要な分野の英語力を身につけるということです。
例えばあなたがIT企業のマーケティング部で働いているならば、ITに関する情報とマーケティングに関する情報は全て英語で収集して意見をアウトプットしていく。
今まで覚えた「基礎英語力」をあなたの人生に合わせてカスタマイズしていきましょう。
TOEIC800点でもビジネス英語は話せない
様々なメディアでも書かれていることですが、TOEICは仮に満点を取得しても英語は話せるようになりません。
私の周りにいるTOEIC950点〜満点の人たちですら、ネイティブとの会話に冷や汗をかきながら英語を話しています。
「じゃあ英語を話すためにはどうすればいいの?」と疑問に思いますが、英語を話すための基礎力としてTOEICを認識すると良いと思います。
知識は一定量あって初めて運用できるようになります。TOEIC800点以上取得できる英語力があれば、英会話の習得もスムーズになります。
TOEIC800点は復習次第で簡単に取得できる
TOEIC高得点の鍵は「復習」です。公式問題集を解き終わってから、学習が始まります。
間違えた問題を「なぜ間違えたのか」理解して、改善をしていきましょう。冷静に問題点を分析することで、着実に現状は解決に向かうはずです。
「この単語はなんとなく分かる気がする…」そう思って、単語を調べる作業をやめないでください。質を担保しなければ、結果もその程度です。
何かTOEIC学習に関して質問があれば、問い合わせフォームからでもコメントからでも連絡をくれると嬉しいです。もちろん、SOLO(ソロ)に興味を持っていただいくれるとなお嬉しいです。
最後まで読んでくれてありがとうございました。健闘を祈ります!
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