学習した英語表現が実践で使えない時はまず「忘れる」

「せっかく覚えた英語が、実践だと全く使えないんです。」こういった相談をよく受けます。

学習した表現が使えないと感じる度に、英語が嫌になり、結局同じフレーズを多用してしまうそう。

忙しい中せっかく学習した内容が使えないのは確かに悔しい。悔しい経験が続くと、1日3時間も勉強する気は起きない。

うーん、色々悪い結果が導き出されそうです。

せっかく勉強した英語表現が実践で使えない

仕事帰り疲れた身体に鞭打って通った英会話で、せっかく覚えた新しい英語表現。
いざ実践の場で使おうとしても、絶妙に忘れてしまったり、使えなかった経験はありませんか?

頭の中の予行演習では、あんなにナチュラルに使えていたのに。

これじゃ、一向に英語が上達する気がしない。

英語中上級者なら、このような経験がある方は少なくはないのではないでしょうか。

いくら勉強しても英語力が上がらない感覚

英語力がある程度のレベルになると、新しく覚える英語表現も、それなりに場面を選んで使用するものが増えてきます。

今までのように、洋画や海外ドラマをパッとみながら覚えていたような日常的な英語表現と違い、前後のコンテキストを理解した上で使う必要があります。

実践で使おうとすると、英語表現を使う機会を探りすぎたり、コンテキストが思ったように構築されず、喉の手前まで出てきていた表現が使えないという事態が起こるんですね。

このようなケースが連続して続くと、次第に「こんなに勉強してるのに何にも進歩してないじゃないか。」など、自分の英語力に不信感が。

結果的に、自分の英語力そのものに自信がなくなり、英語コンプレックスの負のスパイラルに飲み込まれてしまう。

こう考えると、事態は少し深刻のようです。

覚えた英語表現を使えないことは実は当たり前

ちなみにこれ、実は記憶力の観点から考えると、ごく普通のことだったりします。

言語は資格試験などと違い、意識的に思い出して使用するものではないですよね。

それよりも自転車に乗るような、感覚的な要素が大きいです。

自転車に乗ってる時に、「右足でペダルを踏んで、次は左足。」なんて考えないですよね。それよりも前をみて、目の前の状況から感覚でバランスをとる。

英語も同じで、「この文脈の時は、この英語表現で。」なんて考えてても身体は正直です。目の前のコミュニケーションに神経が自然と向いている。

言語はコミュニケーションが絡むと、意識的に出し入れ可能な記憶ではなくなります。

そう思ったら、学習した英語表現が実践で使えなくても落ち込むことが少なくなりそうじゃありませんか?

え、ならない?

「こんなのなんの解決にもなってないじゃないか!」

そんなコメントに溢れるのも申し訳ないので、実際に実践のコミュニケーションで学んだことを使うための解決方法もご説明します。

感覚的に英語が使えるようになるためには記憶よりも忘却が重要

記憶が定着して、無意識レベルで使えるようになるためにはその内容を覚えている。それよりも、その内容を忘れる。ことの方が実は重要です。

一度薄れてしまった記憶を元に、「あぁ確か前に勉強した内容だな。なんだったけ。」と記憶をたどる行為を、「想起」と言います。

この「想起」というプロセスを意図的に3回~7回繰り返すことで、その内容が自然と感覚の一部として刷り込まれます。

「学んだことはすぐに使おう!」ではなく、「学んだことはすぐ忘れよう!忘れたら思い出そう!」が実は学んだ英語表現を実践で使うためには必要なんですね。

実践で学習した英語表現が出てこなかった時は、実は自分の英語力を悲観的に捉えるのではなく。

「しめしめ、忘却が起こったぞ。これで英語習得に一歩近づいた。」と密かににやにやしている方がモチベーションとしても楽かもしれませんね。

想起のプロセスからどのように英語表現を覚えるのか

「覚えてる気がするけど、でてこない。」この状況になれば定着の一歩手間ですが、ここで重要なことが振り返りです。

具体的に振り返りのプロセスは、

  1. 英語表現を学習する(インプット)
  2. 実践の場で出てこない(忘却)
  3. なんとか思い出そうとする(想起)
  4. 再度調べて思い出す(復習)
  5. 思い出した内容を実践に当てはめて脳内で実際に使ってみる(応用)

この過程を元に振り返ることが効果的です。

特に最後の、英語表現を実践で使う場を想定して、脳内で予行練習するという行為を行うことで、より実践の場で自然に使用できる可能性が高まります。

この想起のメカニズムを利用した単語学習アプリがあります。

忘れる寸前に単語が出るフラッシュカードAnki

アンドロイド:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.ichi2.anki&hl=ja
IOS:https://itunes.apple.com/jp/app/ankimobile-flashcards/id373493387?mt=8

「想起なんて言われても、いつ忘れるかわからないよ…」と感じた人は、こんなアプリがあります。

学習した単語をちょうど忘れる寸前のタイミングで、以前学習した内容がパッとでてきます。

単語データが豊富で、英検1級くらいまでなら既存のカードがあるので、活用できるかもしれませんね。

英語表現を覚えたい時は、自分でフラッシュカードを作成できるので、そこも使い勝手が良いかもしれませんね。

恥ずかしい思いをした時こそ、英語が身体に染み付くチャンス

記憶の話に戻ると、記憶は感情と紐付いた時に非常に強力なものになり忘れにくくなります。

中学生くらいの頃、好きな子に告白したり、失敗して恥ずかしかったことは妙に覚えていませんか?

失敗して恥ずかしいと思ったことは、よほどのことがない限り忘れてしまうケースは少ないです。

たまに寝る前に思い出して、無性に恥ずかしい気持ちになったりするのは、実は記憶がべっとりと定着している証拠なんですね。

そう考えると、コンテキストを読みすぎて新しい英語表現を使えないというよりも、とりあえず使ってみる。

そしてネイティブや帰国子女に「面白い表現だね!でもその表現は、こうするともっとフォーマルかな。」のように、少し恥を忍んでフィードバックをもらうくらいが、より早く記憶に定着しやすくなります。

もちろん、個人の性格や、役職など様々な要因が絡むのでこれが絶対に良いということではありません。

言語学習はストレスなく、継続できるものでない限りすぐに廃れてしまうので、あくまで上記はサンプルとして捉えていただければ。

ちなみに筆者は恥ずかしがり屋なので、話す前に入念に準備します。

周りに誰もいないのを確認して、脳内でシチュエーションを再現しながらぶつぶつ独り言を話して練習したりします。

まとめ:実践で使うためにはまず英語を「忘れる」

資格試験とコミュニケーションの違いは、覚えた内容がすぐに効果がでるかということです。

TOEICなどの資格から英語を学習すると、覚えた単語はすぐに模試にでてくるので使えてる気になってしまいます。

試験中に忘れてしまうことは悪いことという認識があるので、必死に忘れないような学習をしてしまいます。

そこを混合して認知していると、英会話になった途端うまくいかない気がして学習が嫌になってしまいますよね。

学習に満足した時ほど要注意。

「休日3時間も勉強したぞ!」と自己満足してる時ほど、失敗の時のダメージは大きいです。

「どうせ忘れる」くらいの感覚で、好きなことと合わせて継続して学習することが実は一番の近道なのかもしれません。

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