「ビジネス英語を勉強しようと思っているけど、何から手をつけていいかわからない…」
「英語の勉強を続けているけど、本当に効果が出ているかわからない…」
この記事は、そんな英語の勉強について悩んでいる人に向けて書いてある。具体的にやることがわからないと「勉強しよう!」と思っても、なかなか行動にうつすのは難しい。
SOLO(ソロ)では外資系企業に勤務している方や、海外クライアントと取引がある企業に勤務している受講生が多い。日常的に英語を使う機会がある彼らでも、英語の勉強方法について悩んでいる。
そんな悩みを解決するために、この記事ではビジネス英語を上達させる勉強方法を2パターン紹介する。どれも強制ではないので、「自分に合う!」と思た勉強法があれば試してもらえれば嬉しい限りだ。
もし「英語の勉強が本当に必要かわからない…」と思うことがあれば、以前書いた以下の記事を参考にしてほしい。
ビジネスマンの英語の必要性に関する記事:
ビジネス英語が上達する勉強方法
勉強方法1:とにかく英語学習に時間を投資する
まず結論から述べると、ビジネス英語を習得する勉強方法は2パターンある。
- パターン1:英語学習に時間をとにかく投資する
- パターン2:自分のビジネスに関連する英語表現から学習する
まず第一の勉強方法だが、とにかくシンプルだ。「量をこなす」これに尽きる。言葉は継続して勉強しているとゆっくりだが必ず上達する。
いくら勉強しても英語が上達しない人に共通する点は、「語彙」「フレーズ」「英文法」「発音」の基礎力が十分でないケースが大半だ。基礎ができなくても最初は問題ないように見えるが、勉強の途中で必ず伸び悩みに直面する。
「FSI(The US Foreign Service Institute)」によると、英語ネイティブが日本語を習得するのに2200時間かかると言われている。逆に日本人が英語を習得するのも、同等の時間がかかることは想像できる。それはつまり1日3時間勉強しても、およそ2年かかるということだ。
とは言っても、忙しいビジネスマンに対して「英語は勉強量ですよ。とにかく量をこなしましょう!」というのは納得できるソルーションにはならないのでは? と疑問に思う。
シンプルなソルーションだが、時間という制約がボトルネックとなり、実際に勉強を続けるとなると骨が折れることが問題点だ。
勉強方法2:ビジネスに関連する英語表現から勉強する
毎日3時間も勉強する時間をとることが難しい人は、まず「自分の領域」に関して英語の「語彙」「フレーズ」を身につけて、職場でアウトプットする仕組みをつくろう。
時間は有限だ。できれば無駄なことはしたくないと思うのは自然なことだが、英語の勉強においては無意識に無駄な勉強をしている人が多いのではと思う。例えば以下のような勉強をしているのなら、いますぐ辞めたほうがいい。
英語の勉強方法 悪い例:
- (例1)文法書や参考書をカフェで黙々と読む
- (例2)単語帳を通勤中にながめる
ビジネス英語は受験や資格試験とは違う。 「関連がありそうだけどわからないこと」を学習するのに時間を費やすのは、時間と脳みその無駄遣いである。
まずあなたにとって、最も必要性が高い領域を軸に英語の勉強を始めよう。具体的には、あなたの仕事の領域に関する英語表現を全て覚えて使えるようにすること。
例えば、あなたが外資系IT企業で働いているマーケティング担当者だとする。そんな場合は、「ITに関する知識」「マーケティングに関する知識」の英語表現を全て覚えて、ついでにあなたの意見や考えを伝えることができるようにしよう。
仕事で求められていている領域は英語を勉強する必要性とメリットが高い。ビジネス現場で英語の上達を感じることができるので、モチベーションも維持しやすいのだ。
英語勉強はインプットとアウトプットの連動性
効率的に勉強するポイントとしては、インプットとアウトプットの連動性を高めることだ。インプットした英語を、あなたの意見としてアウトプットできるようにすることで英語の定着率が高まる。
具体的には、インプットとアウトプットの割合を「8:2」にすると良い。例えば英語勉強を1時間したら、英会話を15分してみる。インプット内容とアウトプットに関連性があるとより学習効果は高い。
「受験勉強で覚えた英単語が出てこない!」という経験はないだろうか? それがアウトプットと連動させなかった結果なのだ。
ちなみに、1つの単語を自然に使えるようにするためには、意図的に7回実際の英会話で使用する必要があると言われている。
ビジネス英語を上達させるための勉強方法
やみくもに英語勉強を始めるのは非常に効率が悪い。スポーツでも体系的に学ぶプロセスがあるのと同じように、英語勉強も効果が出る勉強のプロセスがある。ここでその1つを紹介しておこう。
上達するための英語勉強のプロセス:
- 1) 特定のビジネス領域の情報を英語で収集する
- 2) 分からない「語彙」「フレーズ」を学習する
- 3) インプットした内容を元に英語で意見を書き出す
- 4) 書き出した英語を正しく指摘してもらう(リフレーズ)
- 5) フィードバックで書き出した内容を改善する
上記のプロセスで英語勉強することで、あなたに関連するビジネス領域の最新情報を収集できるかつ、その過程で英語を学習することができる。
「情報収集といっても、どのサイトから調べればいいか分からない…」 そんな人に個人的におすすめなサイトは「Medium(ミディアム)」だ。ミディアムはブログのプラットフォームのようなもので、投稿されている記事の質が高いものがおおい。
投稿者はビジネスマンや会社経営者が多くさまざまなトピックがあることと、ブログなので自然な英語の表現が多く使用されていることから、英語勉強にはオススメできる。
気になる人や、お気に入りの投稿者はどんどんフォローして、最新の投稿をチェックできるようにしよう。「語彙」や「フレーズ」以外にもビジネスに関する最新情報をもとに日常で活用していこう。
英語を使う機会がない人はツイッターを活用しよう
仮に仕事で英語を使う機会がない人は、「Twitter(ツイッター)」で英語専用のアカウントを開設することをおすすめする。
ツイッターでもミディアムと同じように、あなたに関連のある領域で有名人をフォローしてメンションを飛ばそう。新しく「語彙」や「フレーズ」を使って、あなたの意見を発信することでアウトプットをしていこう。
英語の勉強の前に…。あなたの発音は大丈夫?
今回紹介2パターンの勉強法したが、1点注意することがある。それは大前提として、英語の発音を習得しておくということだ。英語の発音ができていないだけで、いくら学習しても学習効果は高くならないのだ。
「英語の発音が悪くても英語は伝わる!」という意見もあると思うが、発音習得の有無が学習効率にあたえる影響と、ビジネスで相手に与える印象を考えると学ばない理由はない。
以前発音の必要性について詳しくブログを書いたので、興味がある場合は以下の下記を参考にしてくれれば幸いだ。
「英語 発音」の関連記事:
まとめ
本当にあなたにビジネス英語の習得は必要だろうか?
英語の勉強を始める前に、「マインドセット」と「勉強の動機付け」を考える時間をとろう。つまり、「自分にとっての英語を習得する必要は本当にあるのか?」を一度立ち止まってゆっくり考えるのだ。例えば以下のような質問を自分に投げかけてみよう。
英語の必要性を理解するための質問:
- Q1. 長期的にキャリアを考えた時に、本当に英語は必要だろうか?
Q2. 英語を習得したらどのような仕事をこなしたいのか? それは英語を習得することで本当に達成できるのか?
Q.3 どのような人たちと関わっていきたいだろうか?
Q.4 どのような人生を過ごしたいだろうか?
社会人にとって、時間は最も貴重なリソースだ。せっかく「英語勉強をやるぞ!」とやる気をだしたのに、英語勉強に関するゴールが曖昧であればあるほど途中で挫折するケースが大半だ。
言語習得の鍵は「継続」にある。誰もが知っていることであるし、第二言語習得理論でも証明されている。勉強を継続するためにはあなたの人生と英語を関連づける必要がある。それはつまりあなたのビジネスと英語を結びつけて、日常の「当たり前」を英語学習にするということだ。
どうだろう? 英語が上達するイメージが少しはついただろうか?
質問があればコメント欄でも、問い合わせからでも気軽に連絡してくれ。励みになるぞ。
最後まで読んでくれてありがとう。それでは検討を祈る!
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