「ソロでは、TOEFL対策は行っていますか?」
海外のビジネススクールでMBA取得、海外大学進学、海外就職、等々。
海外でのキャリアを考えた時に、切っても切れないのがTOEFL。
スコアが伸びなくて、やきもちする人も少なくないようです。
半年間のTOEFL対策。その結果は?
半年前からTOEFL対策を始めた。
平日は仕事で勉強のまとまった時間が取れないから、通勤電車の中で単語帳をながめている。
少しでもはやく家に帰れたときは、オンライン英会話。
最近は講師の聞いてくる質問の意図が理解できるようになった気がする。
TOEFLの試験は今週末だ。
試験当日、初回は周りがスピーキングをしてる光景に驚いて、集中できなかった。
でも今回は準備ができてる。
気合を入れて4時間。パソコンの前で気張る。
「よし…。」前回よりは、できた気がするぞ。
2週間後…
期待が混じりつつ、恐る恐るスコアシートを見てみる。
「62点…。3ヶ月前と比べて2点しか上がってない…。」
そんなもんか。という思いと、がっかりする気持ちが同時にわく。
「80点にいくまで、あとどれくらい勉強すればいいんだ…」
なかなかスコアが伸びないTOEFL。原因と対策方法は。
まず前提として、TOEFLのスコアは伸びにくいものだということは理解しましょう。
「QUORA」で、「1ヶ月半でTOEFLスコアを25点あげるためにはどうすればいいか?」という質問に対して、「1週間に平均25時間学習して、2-5ヶ月はかかる」という回答がでていますね。
参照:https://www.quora.com/How-can-I-increase-my-TOEFL-score-from-75-up-to-100-in-5-6-weeks
1週間で25時間といったら、1日3-4時間は学習に時間を割く必要があります。
平日は業務に追われながら、1週間25時間学習を確保、さらに学習の質を担保する。想像しただけで、気分が下がりそうです。
TOEFLスコアが伸びない原因
TOEFLのスコアがなかなか伸びない理由は、テストの質が日本人がいままで受けてきたテストとは異なることに起因します。
日本人が得意なテスト形式は、「出題範囲が限定的かつ、前提知識があれば解ける問題」が多いです。
一方でTOEFLのようなテスト形式は、「出題範囲が広範囲に及ぶかつ、前提知識と自分の経験を紐づけないと解けない問題」が多いです。
「自分の経験と紐づける」ということは、いわばテンプレートの回答はないということですね。
テンプレートから外れて、「じゃああなたの意見はどうなんですか?」と聞かれた時に、日本語ではすごく知識のある人も、ネイティブが英語で聞くと「ちょっとロジックも甘いし、幼稚なんじゃないの?」って思われることもしばしば。
確かに単語を覚えれば、リーディング・リスニングの点数は数点上がる可能性があります。
けれども、ライティング・スピーキングのスコアは12-18点の範囲を越えることが難しいでしょう。
TOEFLスコアアップの対策方法は?
スピーキング・ライティング対策
まず重要なことは、何を基準に採点されているかを理解することだと思います。
ETSはホームページに、スピーキング・ライティングの評価表(ルーブリック)のpdfファイルを掲載しています。
まずは、そこをチェックして自分のアウトプットスキルが、どの位置にあるかを確認しましょう。
参照(スピーキング):https://www.ets.org/Media/Tests/TOEFL/pdf/Speaking_Rubrics.pdf
参照(ライティング):https://www.ets.org/s/toefl/pdf/toefl_writing_rubrics.pdf
どれだけシンプルな英語でアウトプットしたとしても、ルーブリックの最高評価(4)と判断できる内容、準最高評価(3)と判断できない内容、であればおのずと評価は4になります。
自分の現在地と、目標までの差が明確になることで、何が自分に足りていないかが自ずとわかりますね。
自分の課題がわかったら、次は具体的に作業に落とし込んでいきます。
スピーキング・ライティングは、意見の明瞭さと、ロジックの正当性が非常に重要です。
いきなり質問されて、パッと答えられる人は超人だと思うので、事前に準備することが一番対策としてはいいかと思います。
例えば以下のサイト:
参照:https://www.examword.com/toefl-practice/speaking-question
スピーキングで聞かれる質問が、リストアップされています。
また個人的に重要だと思うのが、同サイトの「2.2 Common Topics and Questions to Practice」以下にある100問近い質問に答える作業。
先ほどのルーブリックをみてわかる通り、背景知識も重要な評価項目です。
事前に普段考えない質問を考えておくこと、自分の意見を持っておくことで、アウトプットが非常に容易になります。
書き出した内容は、以前の投稿で紹介した「Grammarly(グラマリー)」で誤字脱字をチェックしたり、ネイティブの人にフィードバックをもらって、ロジックの正当性と、表現が適切かをチェックしましょう。
以前の投稿はこちら:
上記の投稿では、ライティング対策の助けになりそうな内容を書いています。
リスニング・リーディング対策
リスニングとリーディングに関しては、前提として語彙力は一定数必要です。英検に換算すると、最低準1級レベル。TOEICに換算するとリーディング450点以上が目安かと思います。
前提としてそれだけの語彙量があってもわからない単語がでてきますが、そこは学習に重点的に時間を割く必要はありません。
なぜならば、TOEFLは語彙を知っているかという部分的なことよりも、文全体、カンバセーション全体の意図を読み解く内容が多いからです。
個人的に重要だと思うことは、全体の中の要点を掴むことだと思います。イメージとしてはこんな感じ。
これも以前の投稿で伝えましたが、言葉には必ず伝えたい意図があります。「なにが書かれているか」、ではなく、「この文を通して何を伝えたいか」に焦点をあてるだけで、難解な文章が、読みやすくなる気がします。
またパラグラフの内容は、具体と抽象を行き来します。何が抽象的な表現で、何が具体的な表現か。
この2つを区別しながら読むことで、書き手の伝えたいことがよりわかりやすくなる印象です。
以前の記事はこちら:
細かいテクニックは、Youtubeを見れば説明している人がたくさんいます。参考にしてみましょう。
参照:https://youtu.be/Hw6PvrRiv20
以前SOLO「ソロ」創業者のルークさんが、TOEFLスコアアップの記事を書いています。こちらを参考にしてもいいかと思います。
学習方法に関しては、あくまで個人の感覚の要素が絡むと思うので、ルークさんの感覚に合う人も少なからずいるはずです。
TOEFLの模試を無料で受ける
一定量インプットをおこなったら、定期的にTOEFLの模試を受けてみるのもいいでしょう。
以前紹介した以下のサイトは、オンラインでそのまま模試が無料で受けれます。たまにの腕試しにはちょうどいい分量でしょう。
まとめ:TOEFL対策は骨が折れる
ちなみに「TOEFL80点取れば、英語話せるようになりますか?」という質問を受けます。
TOEFLは確かに実用的な英語能力を測るテストですが、個人的な答えは「ノー」です。
仮にTOEFL80点で海外大学に進学しても、英語力不足を痛感して、現地で学習する必要が出てくると思います。
また仮に、大学の授業がうまくできても、ビジネスシーンの英語力はまた別物。再度学習に力をいれる必要性が出てきます。
「骨が折れる割に、話せないんじゃなー。」と感じる方もいると思います。
まさにその通りで、英語を話したいなら、話す訓練をする方が効率がいいと思っている派です。
もちろん、最低限の知識をつけたり、英語感覚を身につけるのにはTOEFLは非常に貢献できるものだと思います。
もし学習に身が入らないのなら、「本当にMBAが課題を解決するのか」「本当に海外大学が課題を解決するのか」について、一度立ち止まって考えるのもいいかもしれません。
今日はこれでおしまい。
こんな記事書いて欲しいなど、あれば教えてくださいね。
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