今回の記事では、英語発音で音声変化の一つ「同化」について学んでいきます。
「同化」について学習する前に、代表的な英語の音声変化について学びたい場合は以下のリンクを参考にしてください:
それでは早速、勉強していきましょう。
しつこいようですが勉強の時は必ず「録音」を!振り返り改善していくプロセスが重要です!
音声変化「同化」を動画解説付きで勉強しよう
今回、紹介する同化は以下の8パターンです:
- 同化1:[ t ] と [ p ]
- 同化2:[ s ]
- 同化3:[ k ] [ g ] の前にある [ d ]
- 同化4:[ p ] [ b ] [w ] [m] の前にある[ n ]
- 同化5:[ nd ]
- 同化6:[ b ] の前にある[ d ]
- 同化7:[ k ] の前にある [ t ]
- 同化8:[ j ] の前にある [ t ]
いずれも動画付きで解説してきますね。
「同化:Assimilation」とは?
「同化:Assimilation」とは、特定の条件下で隣接する音が違う音に変わる音声変化の一つです。
音を生成する時の「舌の位置」「息」「唇の形」が、英語が話される一連の流れの中で省略されることによって起こります。
文字でみる英語と、耳で聞く英語にギャップが起こる原因の一つが音声変化「同化」に対する理解不足です
同化1:[ t ] と [ p ]
[ t ] の音に続けて[ p ] の音がくると、[ t ] の音が[ p ] に変化します。実際には、ほとんど発音されることがなくなります。
練習問題
- That is a white piece of paper.
- There are lots of great parks in London.
- I love split pea soup.
- I hate potatoes.
- My mate picked us up from the airport.
同化2:[ s ]
[ s ] の音の後に [ j ] の音が続くと、[ s ] の音が [ ʃ ] に変化します。また [ j ] の音だけでなく [ ʃ ] の音が続いた場合も, [ s ] の音が [ ʃ ] に変化します。
[ t ] の音は子音に挟まれると、音が消えて無くなる「侵食」という音声変化が起こります。 文字では [ t ] があっても音声変化が起こるので注意しましょう。
練習問題
- Bless you.
- Can you just shut the door please?!
- This yacht is beautiful.
- Don’t worry, that’s usual.
- He always makes you feel good.
同化3:[ k ] [ g ] の前にある [ d ]
[ k ] または [ g ] の音の前に[ d ] の音が続くと、[ d ] の音が [ g ] の音に変化します。
練習問題
- She’s a bad girl!
- He’s a really good cook.
- Last night we had guests for dinner.
- Can you print out the hard copy?
- I’d love to walk down the red carpet one day.
同化4:[ p ] [ b ] [w ] [m] の前にある[ n ]
[ n ] の音に続く音が [ p ] [ b ] [w ] [m] の場合、[ n ]の音が [ m ]の音に変化します。
[ p ] [ b ] [w ] [m] いずれの音も唇の付近で音が解放されるので、口の中央で解放される[ n ] の音に繋がりにくいことで起こる音声変化です。
練習問題:
- Green Park
- I own ten pairs of socks.
- He didn’t do it on purpose.
- I would love to live in Paris.
- Can you come on Wednesday?
同化5:[ nd ]
[ d ] の音が子音に挟まれることによって消えて無くなることを、音声変化の「侵食」といいます。
[ d ] の音が消えるということは、「同化4」で紹介した [ n ]の音に続く音が [ p ] [ b ] [w ] [m] の場合、[ n ]の音が [ m ]の音に変化する現象が起こります。
練習問題
- Sandwich
- My grandparents have been married for 50 years.
- I got a standby ticket.
- The band played until midnight.
- I left my handbag on the train.
同化6:[ b ] の前にある[ d ]
母音に続く[ d ] の音の後に [ b ] の音がくると、[ d ] の音が [ b ] に変化します。
練習問題:
- Speed boat.
- My son is a really good boy.
- I’m sorry if I was rude before.
- My car had to be towed back to the garage.
- You should buy him a present.
同化7:[ k ] の前にある [ t ]
先ほどの[ d ] と [ b ] と同じ音声変化です。
母音に続く [ t ] の後に [ k ] の音がくると、[ t ] の音が [ k ] に変化します。
練習問題:
- Credit card.
- Don’t let it get cold!
- You have to do it quickly.
- There’s no short cut to learning a language.
- I didn’t like that cake.
同化8:[ j ] の前にある [ t ]
[ t ] の音に続けて [ j ] の音がくると、[ t ] の音が [ ʧ ] の音に変化します。
練習問題:
- Nice to meet you.
- That shirt won’t suit you.
- Don’t you want to come to the party?
- I bet your boss doesn’t know.
- Can I get you anything?
まとめ
同化を習得してよりネイティブに近い発音を
今回のポイントは以下の通り:
- ポイント1:「同化」とは特定の条件で音が変化する現象
- ポイント2:主な同化は8パターン
いかがでしたでしょうか?
無意識に使っている「同化」もあったと思います。今回の記事で同化を理解したことによって、これからは初めてみるフレーズでも「同化」を運用できるようになります。
今回紹介した発音記号が分からなかった場合は、以下の記事を参考にしてください:
音声変化を習得する時は、必ず基礎となる個別の音を習得しておくようにしましょう!
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