リスニング力を伸ばすために英語の「イントネーション」を理解しよう Part4

リスニング力を伸ばすために英語の「イントネーション」を理解しよう

「英語のイントネーションって『強勢』と何が違うの?」

前回は英語の「音節構造」について紹介しました。これまで紹介した記事で、スピーキングとリスニング上達のためには、英語の強勢と音声構造を理解することが重要だと述べました。

今回は英語の「イントネーション」について紹介します。日本語以上に英語は、抑揚によって話しての意図が変わってきます。そんな英語の「イントネーション」についても理解しておきましょう。

リスニング力を伸ばすために英語の「イントネーション」を理解しよう

英語の「イントネーション」とは

イントネーションとは日本語でいえば「抑揚」です。「抑揚」とは発話のメロディーだと思ってください。

日本語にも抑揚はありますが、英語のイントネーションは、話し手の「態度」「意図」がより強く反映される傾向があります。

例えば以下の文章を声を出して読んでみてください。イントネーションによって解釈が異なります。

イントネーションによって解釈が変わる 例

語尾が上がる場合:

Excuse ⤴︎ me?
(なんて言いましたか?≒ [ pardon ])
音が聞き取れなかった場合や、道を聞きたい時のイメージです

語尾が下がる場合:

Excuse ⤵︎ me.
(すいません。)
人とぶつかってしまった時や、咳を話の途中でした時のイメージです

イントネーションは「上昇調」と「下降調」

イントネーションは大きくわけて「上昇調」と「下降調」の2つに分かれます。

「上昇調」とは話し手が「何かについて判断を保留している、あるいは保留するふりをしている」ことを示します。「判断保留」という難しい表現を使っていますが「質問する」イメージを持っていただけるとわかりやすいかと思います。

一方「下降調」は「判断保留がない」ことを示す時に使用されます。具体的に「判断保留」がある状態とない状態ではどのように印象が変わるのか例文を元にみてみましょう。

イントネーションによる判断保留とは 例

判断保留なし:

What have you got ⤵︎ there?
見るからに怪しい人に「何を持っているんだ?」と断定的に尋問しているようなイメージ

判断保留あり:

What have you got ⤴️ there?
「何を持っているの?」と優しく話しかけているイメージ

英語のイントネーションは感情表現にもなる

判断保留の他にも、イントネーションは感情を表現する際にも用いられます。日本語でも「すごいね!」と平行調で発話すると、皮肉や呆れた様子が伺えます。しかし「す⤴︎ご⤵︎いね」とイントネーションをつけることで感嘆していることを表現できますね。

驚きなどの感情を表現するときは、「⤴︎」と「⤵︎」にイントネーションがかかります。これを「上昇下降調」と言います。例えば英語だと以下のような例です。

英語の「上昇下降調」で感情を表す 例

How ⤴︎ absolutely ⤵︎ marvelous! 「なんて素晴らしいんだ!」
これは強い判断保留(「なぜ?」と質問したくなるほどの驚き)を示すことで、単なる質問の意図ではなく感情表現として使われます。

英語の「イントネーション」 まとめ

英語の「イントネーション」は強めであることを意識しよう

日本語でもイントネーションは存在しますが、英語に比べて「平行調」(抑揚に上下ない)が好まれる傾向があります。

仮にニュースキャスターの読む文章に抑揚をつけてしまうと、幼稚だったり、落ち着きのない印象を受けますよね? 日本語では抑揚をつけない方が、大人らしい、フォーマルであるという認識があります。

「What do you think ⤴︎ ?」と聞かれるのと、「What do you think ⤵︎ ?」と聞かれるのでは、英語では話しての意図が全く違います。前者は「どう思うの?」と素朴な質問に対して、後者は「あなたなら何か考えがあるのだろう?聞かせてくれませんか?」のような意図です。

リスニングだけではなく、スピーキングでも英語のイントネーションを意識して発話しなければ自分の意図とは違った印象を相手に与えてしまうかもしれません。意識をするだけで、状態は改善するのでぜひこの記事を読んでからは試してみてください。

さて、今回はここまでです。最後まで読んでいただきありがとうございました。次回は英語の母音について紹介しますね。

英語力に伸び悩んでいる方は以下の記事をぜひ参考にしてくださいね。

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