自分の英語力に自信がない人にとっての海外出張は、楽しさよりも緊張や不安が大きいのではないだろうか。
この記事は短期的に英語力に自信をつけて海外出張をより充実させる方法を紹介している。海外出張以外でも日常的に英語を使う機会が多い人にもオススメの記事だ。
この記事はこんな人におすすめ:
- 海外出張の機会が多い人
- 日常的に英語をつかう機会が多い人
- 自分の英語力に自信がもてない人
この記事を読んだ人が少しでも英語を話すことに対する抵抗感がなくなってくれれば嬉しく思う。
では始めよう。
海外出張によくいく人の目的
- HQ訪問
- サービスの展示会
- 企業視察
- 新規事業開拓
- 海外クライアントとの打ち合わせ
- カンファレンス出席
海外出張に選ばれるということは、社内では「英語ができる人」という認識をされているということだ。少なくともTOEIC750点以上は取得しているのではないだろうか。
そんな「英語ができる人」の多くが、実は自分の英語に自信がなく頭を悩ませているのではないだろうか?
ビジネスシーンで自分が伝えたいことを日本語のように英語で話すことができないことで自信がどんどんなくなっていく。頭では理解しているのに、実際に英語を話すと出てくる言葉は幼稚に聞こえてしまう…。
海外出張で英語ができない3パターン
1. 相手の英語が聞き取れない、理解がついていけない
コミュニケーションは大きく分けて「聞くこと」と、「話すこと」の2つに分かれる。相手の英語が聞き取れないと、コミュニケーションはそもそも成立しない。
「英語が聞き取れない」つまりリスニングが苦手な人というのはスピーキング能力以前の問題だ。リスニング能力の向上が最優先課題と言えるだろう。
英語のリスニングが苦手なおおくの人に共通する特徴は発音が不正確であるということだ。言語は自分が正しくその音を生成できれば、必ず聞き取れることができる。
リスニングが苦手な人が第一に始めるべきことは発音矯正だ。以下の記事に紹介してある発音矯正におすすめのサイトを活用することがおすすめだ。毎日1時間の練習を1ヶ月続ければ、どんなに遅くても発音は上手くなる。
英語の発音矯正にオススメのサイト・ツールを紹介した記事
ちなみに発音をすでに学習していて、英語の会話スピードがはやいことで聞き取れないという人もいるだろう。
問題が会話のスピードにある人は、オーバーラッピングとシャドーイングをしていこう。具体的にどのような教材を使って練習すれば良いか分からない人は以下を参考にしてみるといいと思う。
※オーバーラッピング: スクリプトを確認しながら音声を聴きいて音読すること
※シャドーイング: スクリプトを確認せずに音声だけを頼りに音読すること
オーバーラッピング・シャードーイングにオススメの教材
2. 単語や英語表現が口からでてこない
相手が話していることは分かる。その英語に対する返答も自分の中で伝えたいことがある。しかし実際に英語を話すと言葉がつまり、自分が本当に言いたいことが出てこない。というケースもある。
難関大学を合格できた英語力があったとしても語彙量はおよそ5000語程度だ。実際に会話で使えるのは5000語のうち1000単語程度。日本語の語彙量は50,000語ほどなので、日本語で考えている内容と、英語で話す内容に大きなギャップが生まれてしまうのだ。
語彙力を増やすオススメの方法として、関連する業界に関して英語で情報を得る過程で英単語を学ぶことだ。なぜなら人間は自分の人生に関連があることは毎日継続できるからだ。
例えばあなたがIT会社で働いているなら、まずITに関する情報は全て英語で収集する。例えばTech Crunchは日本語ではなく英語で読むといったような具合だ。最初は難しいと思うので1日1記事程度を目標に挑戦してみよう。
別のオススメの方法はTwitterでIT業界の有名人をフォローしていく方法だ。情報収集をかねてツイートを読みながら単語とフレーズを学習していこう。
ちなみに英語だけのアカウントを開設するほうが個人的にはいいと思う。なぜなら英語と日本語が混合していると無意識に日本語だけを追ってしまうのが人間の性だからである…。
3. 英語とコミュニケーションに自信がない
日本人の言語習得におけるの最大のボトルネックは「自信」だろう。その原因は英語を話す時にリラックスしていない事。その背景にはミスに対して厳しい環境で教育を受けてきたことが影響している。
ビジネスパーソンなら一度は感じたことがあると思うが、日本人を相手にコミュニケーションをとると商談後すっきりする。しかし外国人が相手になると話し終わった後のすっきり感がない。
これはビジネスの目的は遂行できたけど、英語だと相手と信頼関係を築くことができた気がしない。英語だと自信をもって一歩込み入った話ができない。という理由が考えられる。
このような問題に直面している場合はまず英語に対する認識を変えることがとても重要だ。英語のコミュニケーションが上手くいかなかった時を思い出して、以下の2つの質問に答えてみてほしい:
英語に自信がない人に自問してほしい2つの質問:
- あなたは本当に相手のことを理解しようと努力しましたか?
- 自分が本当に伝えたかったことを妥協せずに相手に伝えようとしましたか?
コミュニケーションは単なる言葉の伝達ではなく共同作業だ。日本人相手にコミュニケーションをとる時とは相手が考えている前提が異なることを理解しよう。
あなたとは全く違う人生を過ごしてきた外国人。
どのような両親に育てられて、どのような教育を受けて、どのような本を読んできて、どのような経験をしていて、どのような事に興味関心があって、日々どのような媒体の情報に触れてきているのだろうか。どんなに自分一人で考えても分からない。
相手を知るためにはまず相手に興味を持つことが最重要だ。なぜならコミュニケーションは興味を起点にすることでしか成立しないから。
相手ではなく自分を起点にコミュニケーションを取る癖がついていないだろうか?
すぐに効果が出る海外出張の英語対策方法
聞き取れない英語は遠慮なく聞き返そう
第一の鉄則は「分かったふりをしない」ことだ。
ネイティブ同士でも当たり前のように何度も聞き返す。「他人は理解できない」という考えを西洋人は前提として持っている。聞き返すことは全く失礼に当たらない。
相手を理解するためにも遠慮なく聞き返そう。それが相手に対する尊敬の念にもつながる。
自分の英語力のレベルを事前に伝えておこう
第二の鉄則は「自分は英語がうまくないのでゆっくり話してください」と最初に言ってしまうことだ。
ビジネスには必ず目的がある。目的を達成できればあなたの英語力のレベルは全く重要事項ではないのだ。事前に「英語が上手でない」という前提を共有してしておくことでコミュニケーションの難易度は格段に下がる。
自分のペースに引き込もう
第三の鉄則は「あえてゆっくり話す」ことだ。
英語話者とコミュニケーションを取っていると、ほぼ間違いなく相手に会話の主導権をもたれる。ここで相手に合わせてはやいテンポで話すと、どうしても伝える内容が浅くなりがちだ。
すぐに返答したい気持ちをグッと抑えて一息つこう。一度自分の言いたいことを考えてからゆっくり話すことで、自然と相手もゆっくり話してくれるようになる。
海外出張の英語対策まとめ
筆者より:相手のメリットを考えて信頼関係を築く
海外出張のたびに自分の英語力の低さに落胆して帰国するビジネスパーソンは多くいる。英語はビジネスを遂行する手段だと理解していても、相手と期待している信頼関係を築けないということはつらい。
今回記事で消化した方法は短期的に効果がある解決法だ。長期的に英語を使用するキャリアを想定している場合、英語力自体をコツコツ伸ばしていく必要があることは忘れてはいけない。
長期的に英語を学ぶ時はくれぐれも資格をゴールに持ってきてはいけない。相手の意図を正しく理解できて、自分の伝えたいことを正しく伝える英語力をゴールとして設定しよう。
そんな英語力をつけるための第一ステップとして「特定のトピックに対して英語で知識を得る」ことから始めよう。そこで得た知識をライティングとスピーキングの両方でアウトプットしよう。
アウトプットした成果物をネイティブに訂正してもらい、批判的にフィードバックをもらおう。アウトプットとフィードバックの繰り返しで特定のトピックに関しては自信をもって英語で話せるようになるぞ。
あなたのビジネスが他者との協同を通しての課題解決をする事ならば、信頼関係を構築するための英語力は高ければ高いほど良い。
信頼とはあなたの日々の言葉と行動の一致による結果から生まれていくものだ。しかし言葉が陳腐だと相手を巻き込んでの行動まで持っていくことができない。
自分の考えを詳細に伝えてこそ、相手は納得して動く。一流のビジネスパーソンなら、相手のメリットを最大限に考え抜きそれを英語で伝えられるレベルまで持っていこう。
さて今回の記事で一人でも自分の英語力に悩んでいる人の助けになれば嬉しい。
最後まで読んでくれてありがとう。
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