英会話サービスを受講する時に大きく分けてオンライン授業と実際の教室授業2つの選択肢があります。小学校〜大学まで教室授業を受けて来た私たちはどうしても馴染み深い方が良いと判断してしまいがちでは。
今回はオンライン授業と教室授業の2点について世界の流れからルークさんの話を聞いてみます。
オンラインレッスンと教室授業。結局どっちがいいの?
ルークさんこんにちは。さっそくなのですがオンラインレッスンと教室授業について聞かせてください。
正直に言うとやっぱり教室授業の方が良いと個人的には感じてしまいますが、実際どうなのでしょう?
私たちはかれこれ10年以上教室授業に慣れ親しんでますからね。とても当たり前な感覚だと思います。
対面で授業を受けると先生の雰囲気だったり細かい非言語的な要因が感覚的にわかるのでホッとしますよね。
そうそう。安心感というか、何だか直接会っている方が「コミュニケーション取ってる!」という感覚が持てる気がします。気乗りしなくても行けばなんとかなる。
例えばトレーニングジムも似てますよね。家にダンベルや器具が揃っていても、依然五感で感じるのは「家の雰囲気」でイマイチ気持ちがのらない。
気持ちが乗らなくてもジムにさえ行けば熱心にトレーニングをする会員たムキムキのスタッフが自然に目につきます。意識しないで入ってくる情報量が圧倒的に多いのですね。
オンラインレッスンと教室授業の学習効果で差が出る要因
さすがトレーニングが趣味なだけありますね…。早速ジムの話とは。
じゃあやっぱり教室授業の方が英語学習には適しているんですかね?
うーん、そうとも言えなくて。
答えから言うと、取り組む姿勢が「受け身」「能動」か否かと、英語力のレベルで効果は変わると思っています。
といいますと?
例えば「昇進にTOEIC800点がどうしても必要で…」など、英語学習に対する動機が外的な要因が大きな場合は「受け身」ですね。
一方で「もっと英語上手くなりたい!」など、英語学習に対する動機が内的な要因が大きい場合は「能動」
まとめると以下の表のようになります。
なるほど。つまり英語力が低くて受け身な姿勢の場合は教室授業。英語力が高くて能動的な姿勢の場合はオンラインレッスンが効果的ということですね。
オンラインレッスンの最高峰ミネルバ大学
はい。突然なんですけど国本さんはMinerva Schoolsという大学を知っていますか?
ミネルバスクール…。うーんちょっとわからないです。
Minerva Schoolsは今世界で一番入学困難と言われているオンライン大学です。合格率は1.8%。世界中のエリートたちが集まる学校です。まさに能動的でかつ英語力が高い人たちですね。
全ての授業はオンラインで行われていて創業者のBen Nelsonは明確にオンラインレッスンの効果が高いと言っています。
以下はMinerva Schoolsが実際に導入しているオンライン学習プラットフォーム「アクティブラーニングフォーラム」です。オンライン学習の形態を考慮すると、オンライン学習の可能性については考える価値はあるかと思います。
へー、すごい…。
動画でも述べていますが学習者のオンラインレッスンにすることでエンゲージメントが非常に高くなることが特徴です。スクリーンと音声だけに集中するので必然的に気が散る要素が少なくなりますね。
またもう一つの特徴が正確なフィードバックです。オンラインレッスンにすることで授業内容を詳細に録画することが可能で授業中に分かった改善できる点などを学習者と一緒に共有しながらフィードバックができます。
確かにそうですね。昔学校の授業を録画してる先生がいて内容を見せてもらったことがありますけど、スクリーンが代わり映えしないし声も遠くて聞こえにくかったことを覚えています。
何だか納得できないフィードバックをもらうことってありませんか?
例えば上司からフィードバックをもらう時になんだか言っていることは分かるけどイマイチ納得感がなくて空返事したり…。
あります!笑
「あなた本当に私のこと見てたんですか?」と疑いたくなる時があります。指摘されてる部分が具体的にイメージしにくいと言うか。
仮にそんな時に国本さんの行動を全て録画して、一緒に内容を見ながらフィードバックされたらどうでしょう?
もう納得するしかないですよね。笑
オンラインレッスンは一定水準の英語力が必要
確かに。そう考えるとオンラインレッスンも効果的なんですね。
そう考えられる一方で仮に英語でコミュニケーションを取ることが難しいレベルだとオンラインは機能しにくいのです。
どうしても会話が止まってしまい何だかモヤモヤした感覚だけが強くなります。
あくまでコミュニケーションが取れるレベルでの英語力は必要ということですね。
そうです。この点を考慮しないと学習者だけでなくて講師たちも辛いことになります…。
教室授業だと学習者の外見や持ち物、仕草などから会話のタネをたくさん見つけて会話を止めない話題を投げかけることができますよね。
だけどオンラインレッスンは先ほど言ったようにスクリーンと音声にのみ焦点が当てられるので、会話が止まってしまった時に英語が通じない相手に講師もどうしようもできないのですね。
確かに直接会ってるとアクセサリーだったり携帯電話の待ち受け画面とかから話が繋がったりしますけどオンラインではそんなことほとんどなさそうです。
そうなんですよ。だからどちらのレッスン形態にも一長一短があるんです。
自分の状態と比較してより自分に合った学習形態を選ぶことが重要なんですね。
客観的に自分に合った形態のレッスンを選ぶ
ちなみにオンラインでレッスンをするときの音質の問題についてはどう思いますか?
私はあれが苦手で…。なんだかイライラしてくるので結局直接会って話したりしてしまいがちです。
僕もあれは苦手です。笑
音質については双方が使用しているWifiルーターと使用機器のスペックの問題があるのでなんとも言えませんが、5Gに今後展開していくことを考えるとデメリットはどんどんなくなるでしょう。
音が聞こえにくい場合は僕はオンラインでつながりながらタイピングしてチャットのように使用することもあります。字を書くよりも早くて会話を止める必要がないので。
2020年から5Gになるって言われてますもんね。
確かにタイピング早い人ならレッスン中の英語表現もサッとかき出してくれそうですね。それは結構魅力的かも。
例えば他にも最近Google Meetでは話し手の音声を自動認識して、自動的にスクリプトを書き起こす機能が追加されました。
これからオンライン環境はどんどん良くなりそうで楽しみですね。
オンラインだとそこまでできるんですね…。す、すごい。
SOLO「ソロ」がオンラインでサービス提供をしている理由がわかった気がします。
重要なことは「オンラインが最高!」という考え方ではなくて、あくまで自分に合ったスタイルを見つけることだと思います。
例えば僕が大学生の時はわざわざ友人と大学の図書館に集合してひたすら勉強するというスタイルが合っていました。あの時にオンラインで一緒に勉強していたとしても継続できた気がしません。
一方で今なら移動時間や満員電車で精神的に疲れてしまうのでオンライン一択です。笑
オンラインにはオンラインの良さ、教室授業には教室授業の良さがある。私たちは自分の過去の経験から「○○がいいに決まってる!」と思い込んでしまう傾向が少なからずあります。
その思い込みを一度忘れて客観的に自分の状況と合った選択をすることが、長い人生を見た時により効果的なのだと思います。
オンラインレッスンと教室授業について、ルークさんの話を聞くまでは無意識に「オンラインレッスンはないな」と思っていた自分がいたことに気づきました。
テクノロジーの発展とともにオンライン環境はここ10年で著しく改善されてきて、その流れは今後も加速すると言われています。
もしかすると10年後はこんな議論がなくなって「オンライン一択!」みたいな価値観が浸透しているのではないかもしれませんね。
その他のルークさんのインタビュー記事はこちら:
■ SOLO「ソロ」創業インタビュー|自分の考えを英語で正しく伝えることにこだわる
■ 外資系企業で働くために必要な英語力はメール?中の人に聞いてみた!
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